前に2x4と在来木造軸組工法の説明をしましたが、
最近は木質ラーメン構造というものが出てきています。
“ラーメン構造”は一般には聞きなれない言葉だと思いますが、
鉄骨造などに見られる、強くて太い柱や梁で骨組みを造る構造です。
木質ラーメン構造は、鉄骨造の鉄を木に置換えたと思えば解り易いでしょうか。
非常に強く、広い空間を作ることが出来ますが、とても高価です。
また、木質といっても無垢材では駄目で、殆どが集成材です。
精度が求められるので、狂わない集成材でないとダメのようです。
お寺など歴史建造物の大規模木造建築物のような、
部材が太い無垢材の軸組工法とはまた違うものです。
軸組の部材を太くすると、頑丈になる...ように見える。
単純に2倍に拡大すると、部材の太さが2倍(断面は4倍)になり、
距離も2倍、容積は8倍になる。
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